今月解体されることになった小袋谷にある旧小坂村村役場の見学会に朝から行ってきた。築80年以上の古びた建物も、かつては鎌倉群小坂村の村役場として誕生し、大船町、鎌倉市への合併後は
市の出先機関としての役目を果たした。近年では市の資料保管倉庫として活用され、それも現在では野村総研へ移管が進められて倉庫としての役割も終えようとしている。
2階建て300平米(推定)ほどの村役場の見学を30分ほどで終え、そのまま小袋谷から天神下まで歩いた。
台のこのあたりも子供の頃の遊び場だったが、空き地だったところには今ではマンションや家が建ち並び、当時の記憶を取り戻すのも難しいくらいに景色が変わってしまった。
途中、中学の時に毎週通った公文式教室の水天宮に立ち寄ったら、偶然にも当時の教室の先生に25年ぶりに会えて、中を見せてもらった。ここだけは当時の景色だけでなく臭いもそのまま。
記憶の糸を辿り、25年前にタイムスリップしたひとときであった。
さて、水天宮をあとにして、天神下から鎌倉山経由の鎌倉駅行きバスに乗って帰宅し、夕方には稲村ガ崎へ。台風のうねりはしっかりと入っていた。おそらく今日が一番の波だっただろう。夕方には太陽も顔を出し、久しぶりに真っ赤な夕焼けになった。