誰もが撮れるともともと小馬鹿にしていた夕焼け写真を撮るようになって数年が経つが、数年も経つとだんだんと写真のモチーフにも飽きがやってきて、 少しずつモチーフも変わってゆく(基本テーマが鎌倉であることには変わりありません)。 これ自体はまさに心の変化が写真に現れる実例だが、そんな象徴とも言えるモチーフ変化に年が明けて気がついた。空と海をテーマにした写真である。 もともと朝夕の空と海を撮っていたが、何に惹かれていたかというと空に浮かぶ雲。刻々と変化し変わりゆく雲が浮かぶ空の景色はまさに一期一会。 朝夕だけでなく昼間でもダイナミックに変化する空を見ていると感動を覚えることすらある。なぜ感動するのかということについては未だに分からないが、 1998年にWEBをオープンにした時にテーマとしてまとめていた「空と海に包まれて」。 意識していなかったが、いつの間にか心の底に眠っていた原点のテーマの一つに回帰していたのかもしれない。