以前からずっと行ってみたいと思っていた未踏の場所がある。霊山山。極楽寺坂切通しの南側、成就院の裏山で、かつて仏法寺という山寺があった高台。
入り口がどこなのか情報がほとんど無かったが、近年発掘調査がおこなわれており、どこかしらに道はあるだとうということで、霊山山のまわりをとりあえず観察しながらまわってみる。
1時間ほど探してようやく入り口を発見。傾斜45度の道無き斜面を汗をかきながら一気に60m登る。下は断崖絶壁。ちょっとおすすめできない究極の山道。
山の頂上から退行遷移した草木の跡を頼りに南に向かって歩くと、鎌倉医師会が建てたコッホ博士記念碑移転の案内板のある五合枡遺跡に到着。
ここからさらに南に向かって下草刈りされた岡を歩いてようやく仏法寺跡に到着した。歴史的には新田義貞の鎌倉攻めの激戦地としても知られる場所だが、私の興味は歴史ではなくここからの景色。
今日は快晴の青空で由比ヶ浜の海がマリンブルーに輝いていた。