ゴールデンウィーク後半の本日は六国見山に高野切通しを抜けて登った。常楽寺バス停からすぐそばにある高野切通しは距離にして200mほどしかないが、宅地開発から逃れて昔のままのたたずまいを残している。切通しを抜けると最近開発された台(うてな)の森に出た。開発当初は市内最大級の石切場が出たとのことで反対運動も起こったが、かつての野山もすっかりきれいな宅地になり、眼下に大船の街を望むことができる。ここから六国見山の山頂を目指してさらに歩いたが宅地開発は奥にも進んでおり、ちょうど円覚寺の裏山あたりのところも切り崩されていた。宅地開発が進む前に野山を探検してみたいと思うが、この一帯は名越切通しに見られるような階段状の地形があちこちにあり、そうやすやすとは探索できない。六国見山の西側斜面は広範囲に石切場だったのかなあと想像させられる。
六国見山の頂上からは江ノ島や鎌倉の旧市街地まで見渡すことができるが、今日はかすみのかなたに浮かぶ江ノ島を見ながらここで弁当を広げた。弁当をたいらげた後は明月院の谷へ降り、浄智寺をスルーして海蔵寺へ。もう菖蒲が咲き始めていた。ここからは武蔵大路を南下して由比ガ浜まで出た。今日の散策途中で赤潮発生の情報が携帯に入り、昼間に一応チェックしておきたかったからだ。由比ガ浜からこの後七里ガ浜まで海岸線をチェックしながら歩いたが、由比ガ浜から稲村ガ崎まで岸に沿って濃い帯状の赤潮が確認できた。また、由比ガ浜の真ん中あたりでも帯状の赤潮がところどころに出ていた。稲村ガ崎を越えたら赤潮は弱くなっていた。七里ガ浜で夕陽の撮影を終えてから、車で坂ノ下まで足を運んだ。今回の夜光虫はこれまで私が見たうちで最大規模で、かなりの時間感動と興奮に包まれてシャッターを切りつづけた。
使用機材 : Nikon D1X, Nikon D100, Nikon AF ED 18-35 F3.5-4.5D (IF) TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 LD Aspherical